« ブッダ | トップページ | NIKE »

2011年5月17日 (火)

八日目の蝉

Mov455
「八日目の蝉」見ました。生後6ヶ月で、父の愛人・希和子に誘拐され、そのまま4年もの間ぞの誘拐犯を実の母と信じて育った娘・恵理菜がその封印された過去に対峙していくことになるといった展開。20年前と現在を行き来しながら進行する物語は、叙情的場面と緊張感のコントラストが実に映画的、2時間30分の長尺作品ですが最後まで目が離せなかった感じです。不誠実な男に騙されて子供を堕胎した希和子の絶望感と復讐心・行き場を失った母性が捻じれた愛情となっていく姿の暖かさと悲痛さに胸が痛みます。誘拐犯である希和子と過ごした愛情に満ちた時間と対照的に、実の両親とは疎遠な生活のまま大人になった恵理菜の愛情に対する疑念や飢餓感もまた痛切に感じられ、希和子の足跡を辿りながら忘れていた溢れる愛情を取り戻していく姿は胸に迫るものがありました。血の繋がりのない偽りの関係でありながら、確かな絆の存在した親子の時空を超えた邂逅、二人を待ち受ける必然の悲劇に久々にジワリとさせられてしまいましたなぁ。これは正統派のオススメ映画です!

死を暗示させる”八日目の蝉”というタイトルが最後に全く異なる輝きをもつに至るプロセスもまた意味深く、未来への希望を感じさせるものだったのも心地よかったなぁ

八日目の蝉 [Blu-ray]
八日目の蝉 [Blu-ray]
  • 発売元: アミューズソフトエンタテインメント
  • 発売日: 2011/10/28

|

« ブッダ | トップページ | NIKE »

オススメ」カテゴリの記事

映画’11」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« ブッダ | トップページ | NIKE »